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「いやはやスミマセンね。食事までいただいて」
シスターシャッハに食堂へ案内してもらいこれでもかってくらい食べ尽くす。そりゃあ某大食いギャルもビックリなくらいにガツガツと……
「食べすぎです。吐くまで食べるなんてやりすぎですよ」
リバースしました、盛大に。
「うまい料理はつい欲張って食べてしまうものですよ」
「だとしても行儀がわるいです。もう少し大人しくできないんですか?」
「だって俺子供ですもん」
「誰がウマいこと言えと」
いやそんなつもりはなかったんだけどね。
「っと…もうこんな時間ですか」
「…訓練ですか?」
シスターシャッハは教会騎士。騎士団の人達と訓練かと思ってのことだったが後にこの発言を後悔することとなる。
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俺の左手にあるのはロストロギア、名前はまんまクラウン・クラウン。これを使う気はさらさらなかったけど、さっそくそんなことも言ってられないような状況に早くも陥った。
「あの…やらないとダメですか?」
「もちろん。ウォーカー一族といえばベルカ時代に名のしれた騎士の家系。その末裔であるなら、少なくとも能力の継承はしてる筈ですから」
だからって何も戦闘しなくてもいいじゃなイカ……。
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