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「ぶつぶつ……えーと……あ、思い出した」
何やら呪いの呪文でも唱えているかと思ったら、やっと思い出してくれたらしい。
やれやれ、これで話が前に進む。
……ん? でも、俺って説教されに来たんだからむしろ忘れてもらってた方がよかったんじゃないか?
………………
気にしないことにしよう。
「おい! 何時まで部屋の前で突っ立ってるつもりだ? 話があるからさっさと入ってこい」
「うっす、んじゃ失礼しまーす」
ドアノブを回し開いた先にいたのは……もちろんリーダー……ではなかった。
「どうぞ、心火さんこちらへ」
「あ、あれ? 未来ちゃん?」
「はい、そうですよ」
「居たんだ……」
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