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「あ、悪いそれ嘘だ」
「はあっ!?」
「まああれだ、若気の至りか何かだと思え」
「いやいやいや! だったら俺はリーダーの遊びに付き合わされたってことすか?」
だとしたらなんて迷惑極まりない人なんだ。
「いんや、実は大真面目な話がある」
「……ホントっすか?」
あまり本当のことに思えなくて疑ってかかる俺。
が、どうやらその心配は杞憂のようだ。
リーダーの顔付きがマジになっている。
そこら少し間を開けて、リーダーは俺に言った。
「異能力破壊者<キャパシティブレイカー>って知ってるか?」
「異能力……破壊者?」
聞きなれない単語に思わずリーダーに聞き返す。
異能力破壊……どういうことだ?
異能力は拳や武器なんかの物理的な物とは違って目に見えないし、触れない非物理的な物だ。
それを破壊するって……?
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