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ちなみに、瑠璃さんはフライパンの叩いた場所の音によって呼び出す人を決めているという、神業じみたものまでもっている。
んで、今回はとっつあん用の場所と人用の場所を叩いたって訳だ。
「遅くなった……!」
「うわわっ、いきなり強制呼出なんて何事ですかー!?」
と、そんな考えを遮るように二者二様の言葉で現れた二人。
見たところかなり焦っていたようだ。
まあ、晩飯がかかってるんだから当たり前か。
などと、思っていると……
「おーきたきた! 遅いぞーふたりともっ。アタシなんか一番乗りだったよ?」
二人の焦りなど露知らず。
最初からこの場に居たんだから一番乗りは当たり前な可憐が、無い胸を張って威張っている。
相変わらずガキな奴だな。
二人もそう思っているのか可憐を総スルーして瑠璃さんに話しかける。
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