異能力 -キャパシティ-

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が、しかし路地裏をビュンビュンと突っ切った先に人影一つ。 「……マジで?」 体を思いきり後ろに反らせ急ブレーキをかけるも、体は止まらない。だって風のような速さだから。 急ブレーキ虚しく、俺は人影に殺人級の超高速タックルをお見舞いした……。 「え、嘘……もしかして死んだ?」 と思ったら、 「……ん? こいつって……」 倒れている人物に見覚えがある気がして、服の胸ポケットから手帳を取り出しペラペラとページを捲る。 あるページで手が止まった。 そこには一枚の写真が挟まれている。 俺達が追っかけてる奴の写真だ。 そして、目の前で倒れている奴に瓜二つ。 ということは、これはつまり…… 「事件解決?」 「やり方は兎に角、その通りだ」
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