第2章 村人と狩りと落下

6/10
前へ
/74ページ
次へ
side change ラム 「‥‥‥ん?」 村を出て森に入ってから十分程たった頃だろうか、 松明を付け、人道を歩いている集団を見つけた。 ‥‥どうやら村に向かっているらしい。 ‥‥どうせ他の奴らが案内するだろう。 俺は森に入り直ぐに人道から外れ、 しかもかなり俺が高い所にいるせいか、 あちらは俺に気づいていないようだった。 「それよりも‥‥だ‥‥‥‥むぅ」    俺は辺りを見回す。 右後方 『ギュイィィ!!』 ウッドマンティス、体が木でできたカマキリ。 全長約2メートル。 左後方 『グオォォォ!!』 ポイズンベアー、爪に強い毒を持つ熊。 全長約2メートル。 そして前方 『『グルルル‥‥』』 ダブルウルフ、常につがいで狩りをする狼。 全長約1メートル×2。 ランク、順にB、A、A。 ‥‥‥見事に囲まれたな。
/74ページ

最初のコメントを投稿しよう!

322人が本棚に入れています
本棚に追加