第1章 村人と村と勇者

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「‥‥また来たのか?勇者」 俺がそれを聞いたのは、村の門番からだった。 「ああ、それも、お前とそう変わらない年代だったぞ。」 「あぁ?」 あ、俺は十七だからな、今年で十八。 「死に急ぐ必要も無いだろうにな‥」 因みに、このサハテの村では、勇者=自殺志願者的な法則が成り立っていたりする。 「勇者は今日はこの村に泊まるそうだ 」 「‥‥まあ、後二時間程で日が暮れるしな」
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