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本棚に追加学校に入るとどれだけ父が偉かったのだろうか何もかもが特別扱い。
当然最初は父さんの事を心の底から尊敬していた…。
お国のために働く後ろ姿…いつか俺もって…心に誓ってた…
父さんも俺にそれを望んでただろうし…
でも…
重かった…
特別という重圧が日を増していくうちに重く重く俺の肺を潰すように…
すっげー頑張ってた…父さんのようにぜってーなってやるって…
毎日毎日…
なのに俺の力は………
『君の父さんはあんなに優秀だったんだ、君ならまだ真の力を発揮する事ができるだろう………何をためらってるんだ?また一部も発揮してないだろう?』
ツッ…
蘇る記憶に頭に走る痛み…。
そう…あの母親の残像を読み取った以来…俺の力は途絶えてしまっていたんだ…。
「サト…………ルちゃん?」
突然の呼びかけに頬に感じる温かな感触…。
記憶から我に戻ると俺の膝に頭を任せた正樹の心配そうな顔が俺を見上げていた…。
頬に宛てられていた手に自分の手をそっと重ねる…。
「正樹…起きたの?」
「うん…。サトルちゃん…なんか悲しい顔してる…大丈夫?」
俺が泣きそうだっつうのに相手の瞳の方がうるうるとしていて本当にこいつの心の優しさが心の底から伝わってきて俺自身どうしようもなくなる…。
「別に…。俺さ…学校じゃいくらいくら頑張っても駄目な奴だったじゃん……結局後半ぐれちゃって不登校に無断欠席、授業なんてサボりまくって……」
「…。」
黙ったまま話しを聞いている正樹…。
そう…周りの人間が次々に様々な能力を発揮し成長していく中で俺は成績は下がっていくばかり…
しまいには能力者じゃないだなんて陰口たたかれて…
日々自信を失っていった…

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