2人が本棚に入れています
本棚に追加
「あ、女に当たったらどうするかだぁ…?馬鹿言うなよ女を狙ったんだからよぉ。」
リーダーっぽい1人の男が笑いながらそう言った。
「そうか…なら全員死刑決定だ。」
翔の目はかなり本気だ。
和弘は知っている。
翔がなぜこれほど早くキレたのかを。翔が大好きだった父親の言い付けがあることを。
「死刑?へぇ、上等じゃん…俺ら30人はいるんだぜ?馬鹿じゃねぇの?」
その男がそう言うと残りのやつらは爆笑した。
「翔…いいから体育館戻ろ?さすがにやられちゃうよ!!」
結衣は翔の腕を強く引っ張るが翔はびくともしない。
「結衣、お前は大人しく見てろ。俺は女に手を出したりするやつが1時番嫌いなんだよ。」
「翔に同感だ…俺も今かなりキレてるぜ。」
2人共やる気満々だ。
「じゃあ始めましょうか先輩…」
「てめぇら何年だ」
和弘が意外と静かに問う
「2年だ…去年なかなか活躍してたな2人共……目立ち過ぎたんだよあんたら。まぁ殺したいのは3人だからあと1人足りないけどいいか」
「おい、ごちゃごちゃうるせえよ始めんぞ」
翔はそう言いながら和弘と共に2年軍団に歩きだした。
すると2年軍団も武器を構え立ち上がった。
。
距離は僅か10メートル程度
ついに喧嘩が始まった
最初のコメントを投稿しよう!