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「おいーっす!和弘~!」
翔は和弘の家の前に着くなり
大声で和弘の名前を呼ぶ。
するとすぐに和弘の部屋の
窓が開き、顔を出す。
「おう、部屋に上がって来いよ。」
和弘は笑顔で俺を部屋に呼んだ
翔はチャリから降りて、和弘の家のドアの前に立った
「おじゃましま~す。」
そう言いながら入ると、和弘の父親が俺をじっと見てくる
…俺この人苦手なんだよな
「翔!たまには空手の道場に顔出さんか!」
和弘の父親は怒っているのかただの無表情なのか分からない表情で俺に喋りかけてきた。
「う、うす!!」
俺はそう返事をするとすぐに階段をかけ上がり、和弘の部屋に入った。
「おいっす、翔!」
和弘は笑顔で挨拶をしてくる
「…おいっすじゃねえよ」
翔は拳を硬く握り和弘を睨み付ける
「ど、どうした?」
「どうしただぁ?この状況見たらこうなるに決まってんだろうが!!」
和弘の部屋には彼女の愛が来ていた。
来ていたというか泊まりみたいだな…。
しかも和弘はパンツ一枚で愛の方は多分裸だ。
布団に入ってまだ寝てるからわかんねえけど、間違いなく上は着ていない…
「すまん!!」
和弘はすぐに謝る
「このやろう、俺に見せつけるために…」
「違うって、な?今度何か奢るから!」
和弘は必死に謝る。
「ち、しょうがねえな。」
翔は奢るという言葉に弱い
「ま、さっさと準備しろよ。俺は愛ちゃんと布団入ってるから。」
翔はそう言いながら布団に入り出した。
「死ね!!!!!」
和弘がそう言った瞬間に翔の意識は消えた。
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