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「おはよー」
門の前では、いつもの様に体育教師が生徒に強制的に挨拶を促している。
「おはよー」
俺にも声を掛けてきた。
「・・・」
「なんだ、真元気がないぞー?今日も低血圧か?」
「まぁ、はい」
そそくさと教師から逃れ、靴を履きかえて教室に向かう。
教室までの廊下にも様々な生徒がいるが、誰も俺に挨拶をすることはない。
俺の属する2年F組の前に着いた。
ただ無言で教室に入る。
教室に入っても、誰に見られるわけでもなく、誰に挨拶されるわけもなく、席に着く。
カバンから教科書を出し、机に全てをしまう。
俺は、学校に着くといつもの習慣を始める。
「今日はどうかな」
俺の視線は、ある女の子グループへと向いた。
視線の先では、制服のスカートがかなり短めになっている4人の女子生徒が周りのイスや机を使いながら楽しく談話していた。
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