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―声が、聞こえる。
お互いの短所ばかりをぶつけ合って、貶し合う。
―何か、音がする。
ガシャンっと硝子が割れる音が響いて、何かが倒れる。
あぁ…また今日もか。
そんなことを心の中で呟く。
膝を抱えて、両耳を押さえる。
早く今日が終わればいいのに。
でも、今日が終わればまた明日もこの悪夢を見なくてはならない。
終わって欲しいけど、終わって欲しくない―。
そんな矛盾が頭の中を占める。
、
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