志賀の陣
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詮無いことを考える長政を諌めるように、風が吹いた。 湿った、冷たい風。 ああ、冬が来るのだ。 もう一度目を細め、長政は強く手綱を打った。 冬になれば雪が降る。 雪が降れば近江の国は閉ざされる。 そうなれば、信長には軍備を整える時間ができる。 その前に、決着をつけなければならない。 その足掛かりに、まずは、城を一つ、攻め落とす。 目指すのは、織田の将、森可成の守る、宇佐山城だ。
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