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いつもと変わらない
昔と変わらない
昔から
空は青くて雲は白い
土は茶色で
水は透明
太陽が照らす大地は
熱くなり
小さい頃に砂場に手を突っ込んだら
火傷したのを思い出す
赤トンボが
鉄棒の端にとまっている
学校の裏庭では
きっと不良が
たむろしてゲラゲラ
笑っているのだろう
きっと
何一つとして
変わる事はないのだろう
昔
僕が小さい頃に
両親が死んで
それ以来ずっとおじいちゃんの家で育てられて来た
それも
これからも変わる事はない
そういえば
ケンちゃんが
越してきた時は
どんなだったかな…
あ、そうだ
大声張り上げて
自己紹介してたんだ
みんなビックリしてたなぁ
まぁ僕は
それにも驚いたけど
一番は
スゴく明るい笑顔に
驚いたな
この先も
あんな笑顔には
出会わないだろうな
その思いも
変わらないだろう…
でも
今日
一つ変わった事がある
どんな時も
笑顔だった
ケンちゃんが
今日は
一度も
笑わない
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