7人が本棚に入れています
本棚に追加
/29ページ
あるところに白と黒が混ざり合う灰色の惑星がありました。
「ボクらの色だね」
「でも、なにもないね」
「「じゃあ」」
「「作ろっか」」
そこに2人の神様が降り、光と闇の妖精を創り、
空高く、世界を照らす2つの星を創りました。
1つは暗闇を照らす光、月
1つは夜空を明かす赤い、太陽。
「どうか、どうかまだあの者が目を覚ましませんように」
そして、光の妖精は3人の王をある望みを込めて創り、
「悲願のために」
闇の妖精は3人の王に民を創らせ国を創らせました。
後に最初の妖精は神子と妖精王と呼ばれるようになり
神子は王を支える存在に
妖精王は王を導く存在になりました。
自然と草原に包まれる緑の景色。
一滴の赤み掛かったその身で、自然を消す程の火を灯し、
小さな雫が集えば自然や火をあたかも自分の様に飲み込む水は、火と共に地面作った。
そして、緑、水、火が彩る世界に生まれ変わり2人の光と闇を造った神の名が付いた。
――グレイ
1人の神様は世界を一時、夜空に浮かぶ星に
1人の神様は世界を、見守りました。
そして、”ある理由“で神子は1人の神様と同じように星に
妖精王は、1人の神様を傍らに世界を守って居ました。
”ある出来事“からようやく1000年目の月が昇る”満月“と呼ばれる季節が廻った日に
妖精王が
――裏切った。
最初のコメントを投稿しよう!