過去は変わらない

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あるところに白と黒が混ざり合う灰色の惑星がありました。 「ボクらの色だね」 「でも、なにもないね」 「「じゃあ」」 「「作ろっか」」 そこに2人の神様が降り、光と闇の妖精を創り、 空高く、世界を照らす2つの星を創りました。 1つは暗闇を照らす光、月 1つは夜空を明かす赤い、太陽。 「どうか、どうかまだあの者が目を覚ましませんように」 そして、光の妖精は3人の王をある望みを込めて創り、 「悲願のために」 闇の妖精は3人の王に民を創らせ国を創らせました。 後に最初の妖精は神子と妖精王と呼ばれるようになり 神子は王を支える存在に 妖精王は王を導く存在になりました。 自然と草原に包まれる緑の景色。 一滴の赤み掛かったその身で、自然を消す程の火を灯し、 小さな雫が集えば自然や火をあたかも自分の様に飲み込む水は、火と共に地面作った。 そして、緑、水、火が彩る世界に生まれ変わり2人の光と闇を造った神の名が付いた。 ――グレイ 1人の神様は世界を一時、夜空に浮かぶ星に 1人の神様は世界を、見守りました。 そして、”ある理由“で神子は1人の神様と同じように星に 妖精王は、1人の神様を傍らに世界を守って居ました。 ”ある出来事“からようやく1000年目の月が昇る”満月“と呼ばれる季節が廻った日に 妖精王が ――裏切った。
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