7人が本棚に入れています
本棚に追加
あるところに白と黒が混ざり合う灰色の惑星がありました。
「ボクらの色だね」
「でも、なにもないね」
「「じゃあ」」
「「作ろっか」」
そこに2人の神様が降り、光と闇の妖精を創り、
空高く、世界を照らす2つの星を創りました。
1つは暗闇を照らす光、月
1つは夜空を明かす赤い、太陽。
「どうか、どうかまだあの者が目を覚ましませんように」
そして、光の妖精は3人の王をある望みを込めて創り、
「悲願のために」
闇の妖精は3人の王に民を創らせ国を創らせました。
後に最初の妖精は神子と妖精王と呼ばれるようになり
神子は王を支える存在に
妖精王は王を導く存在になりました。
自然と草原に包まれる緑の景色。
一滴の赤み掛かったその身で、自然を消す程の火を灯し、
小さな雫が集えば自然や火をあたかも自分の様に飲み込む水は、火と共に地面作った。
そして、緑、水、火が彩る世界に生まれ変わり2人の光と闇を造った神の名が付いた。
――グレイ
1人の神様は世界を一時、夜空に浮かぶ星に
1人の神様は世界を、見守りました。
そして、”ある理由“で神子は1人の神様と同じように星に
妖精王は、1人の神様を傍らに世界を守って居ました。
”ある出来事“からようやく1000年目の月が昇る”満月“と呼ばれる季節が廻った日に
妖精王が
――裏切った。
最初のコメントを投稿しよう!