過去は変わらない

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そして ――妖精はある、お話しを作った。 裏切りの王の物語 光りの神子アテネと闇の妖精王ケットシーは世界を護っていた。 3人の王と共に 火の王、サラマンダー 水の王、ウンディーネ 風の王、シルフ 世界が夜に包まれ、月が穏やかに照らし続ける”満月“と呼よばれている。 唯一、アテネが地上に舞い降りる季節。 その日。 妖精王が裏切り神子を倒そうとしました。 だけど、やっぱり出来ずケットシーはある言葉を残して卵に返りました。 妖精達は妖精会議で闇は封印した方が良いと2人の王を除いた皆が言いました。 それでも、神子は王達の意見を聞かずに民の意見を聞いて妖精王の卵を封印す事にしました。 一時、妖精王はいなくなってしまいました。 1000年、100年、10年、1年と少しずつ世界のバランスが崩れて行きました。 悩んだ末、光りの神子は涙を流しながら闇の封印を解く事にしました。 闇の国にある6つの柱で儀式は始まりアテネは――と言葉を言った時。 王達は表情を変え何かを恐れているそんな様子でした。 解らない私達はただ妖精王の解放を見ていました。 光りの中から黒く小さな卵を神子はそっと手に取り闇の民に妖精王の卵を託しました。 だから、光りと2人の王以外には、妖精王は望まれずに生まれ、妖精達に裏切りの王と呼ばれるようになったのです。 そして、ただの王なりました――
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