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追伸
これは、私が実際に見た聞いたものだ。
だが、妖精王が返ったのは不明――ではないが記す事は出来なかった。
済まない、私が”それを“何故か書いてはいけないと――。
これは言い訳だな。
もし、もし勇気が出たなら――
アテネ様が言った言葉は何だったのか意味は分からなかった。
だか、あの時あの場所にいた私が言えるのは、妖精王が言ったあの言葉と同じなのではないかと私は思っている。
しかし、どんなに調べても私には解らなかった。
私には”あれ“が何だったか何の事を言ったのか解らない。
これはあくまでも私の憶測だ。
もしかしたら、私が見た”それ“と妖精王が言ってた”あれ“は同じ”者“なのではないかと最後に――。
これだけは言える。
妖精王は私達を裏切ってはいない。
この本を作った私が言える言葉ではないが、思い出して欲しいあの王がそんなことをするだろうか。
どうか、真実を見つけてくれ。
執筆者、水の民、ニコラス
――パタン
『ボクは君をたたえるよ。
でも、今の君はボクとのや・く・そ・く――覚えてるのかな?ねえ、ケットシー』
不適な笑みを浮かべて白――白いある場所に溶け込んでいく。
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