四舞*因果な境遇

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いくら戦いを好まなくとも刃は向けられる。 最近、背中を取られるわ、道端で絡まれるわ、ろくなことがない。 護身術として、剣術・体術ともに鍛えるのは悪くないと思う。元々ある程度は持ち合わせていたから、衰えないようにしよう。 「おい………恭彩…」 「何か?」 「何かじゃねぇよ!! その志はご立派だが、俺もう無理だッ!!!」 阿久津が文句垂れている理由はひとつ…。 藤倉の稽古に付き合わされているのだ。 「なんで河原なんだ!? しかも、俺!!!なんで藁に巻かれてるんだよッ!?」 「シッ…」 ザンッ!!! 「ぎゃぁあああ!!!」
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