一舞*京の町商人

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「"浪士組"って知ってるか?」 「いや…」 「江戸から来るらしいんだが、京都守護職だってよ」 ……… 江戸…関わりたくないものだ。 藤倉の表情は曇っていた。 「何シケた面してんだよ。 静かに普通に暮らしてりゃ何の問題もねぇよ。 何かあったら俺が守ってやる!!俺について来い!!!」 「間に合ってます」 即答。 話しを切り上げ、藤倉はズズッとお茶をすすり、片付けを始めた。
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