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「このバカを潰してはい終わりっていうつまんねー結末だと思ってたが、なかなか面白いクライマックスになってきたじゃねぇか」
何故か嬉しそうに言う神木は、禍々しくも神々と煌めく漆黒の翼を生やしたセイシアの元へと近づいた。
そして、その様子をずっと窺っていた恋川は、
(……アイツ、何をしようとしてんのよ!?)
恋川は怪訝な顔で、今も悲痛に、絶叫をあげているセイシアの元へと近づいている神木を見ながらこう思う。
(もしあれが本当に悪魔だって言うんなら、私達に出来る事なんて一つも無いじゃない。それにロガッタ=ウルフマンの言っていた事が本当なら、この後さらに“神”ってのがでてくるのなら、それこそ人間なんてちっぽけな存在がどうこう出来るわけ無いじゃない。
……なのに、なのに何でアイツは__)
そこにいるの?
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