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「俺は誰彼構わず他人を救っちまう正義のヒーローじゃねぇ。お前が、今俺の目の前にいるお前が死にたいってんなら、勝手に野垂れ死んでな」 「…………」 「だが、もしお前が本当は死にたくなくて、本当は生きたいって思ってんなら」 「…………」 「求めろ、救いを」 その時、聖オリエント学院体育館の位置から遙か上空に、“巨大な光”が現れた。 大気圏を越え宇宙からやってきたのか、突然そこに現れたのかは分からない。 深夜の真っ暗な世界の中、巨大な光は確かにそこに存在し、神々しく輝いている。 そして、その巨大な光は眩い閃光をほとばしらせると、神木達がいる体育館に向かって一直線に降り注いだ。
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