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セイシアが教会のシスターとなって三年が経つ。
その頃にはもうセイシアは能力を使いこなし、ON、OFFが出来るようになっていた。
そしてセイシアはその力を使い、街で起こった喧嘩の仲裁や、困っている人の手助けをしていた。
嬉しかった……。
自分の力が、愛されていた両親から恐怖を抱かれていたこの力が、人の役に立てられることに。
ただ純粋に、嬉しかった。
が、セイシアは能力を使いこなすだけではなく、勉学の方でも天才と言っていいほど優れていた。
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