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現在、総司の格好はというと、友梨奈の父親が着ていたジャージ上下に、髪を高く束ねただけ。 着物と比べて動き回るのには楽であるが、とてもだらしない。 「沖田さーん、洋服にはもう慣れたことだし…そろそろ貴方専用の服を買いに行きません?」 「良いんですか!?是非行きたいです!」 嬉しそうに頬を緩める総司は早速、車へと一目散に飛び込んだ。 向かう先は京都駅側の有名なデパート。 顔と髪からすれば女にしか見えないが、メンズのコーナーで試着しなくてはならない。 周りからは勘違いされそうなのが一つの問題点であった。
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