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「食べられる為に生まれた?そんな訳ないじゃないか」
「いつも隣に居た君がそんな事を考えていたなんて知らなかったけど、その答えは間違ってる」
「大体、あの大きくて心優しい生物は僕らを食べようとなんてしないぞ」
「待て!考え直すんだ」
「だったら邪魔してやる。君に嫌われようが何だろうが、邪魔してやるよ」
「例えそれが、運命だとしても……僕は絶対に認めない」
「僕らは一緒に生まれ、一緒に育って、一緒に生きてきた。唯一の親友、唯一の仲間、唯一の家族なんだ」
「ああ、良かった。確かに僕らが何故生まれて、何故この場所にずっと座っているのかは分からない。だけど、理由なんて気にしなくて良いんだよ」
「君と並んでいる事が僕の理由。僕と並んでいる事が君の」
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