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なんだか、好きじゃなかったのにすっごく
淋しくなった。
直樹と居れない事がこんなにも辛いなんて
思ってもいなかった。
あれから、体育祭…文化祭……クラス対抗スポーツ集会とか、沢山の行事があった。
でも、直樹とあたしはバラバラだった。
でも、そんなある日女の子が泣きながら
あたしの横を走り去っていった。
――あれ?
あの子って直樹の彼女だよね?
その後から直樹が歩いて来た。
『どうしたん?』
「フッた。」
『フラれた…じゃなくて?』
「あぁ…。」
『じゃあ、何でフッたアンタがそんな悲しそうな顔しとん?
何か有ったんなら言ってみなよ(笑)』
「別に…。
ただ何となく可哀想な事したなーって。」
『そっかぁー。
直樹、かなり愛されてたんだね。
それっていい事じゃん。』
「あぁ。此からは、野球一筋で頑張る。」
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