第1章 ☆出逢い☆

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なんだか、好きじゃなかったのにすっごく 淋しくなった。 直樹と居れない事がこんなにも辛いなんて 思ってもいなかった。 あれから、体育祭…文化祭……クラス対抗スポーツ集会とか、沢山の行事があった。 でも、直樹とあたしはバラバラだった。 でも、そんなある日女の子が泣きながら あたしの横を走り去っていった。 ――あれ? あの子って直樹の彼女だよね? その後から直樹が歩いて来た。 『どうしたん?』 「フッた。」 『フラれた…じゃなくて?』 「あぁ…。」 『じゃあ、何でフッたアンタがそんな悲しそうな顔しとん? 何か有ったんなら言ってみなよ(笑)』 「別に…。 ただ何となく可哀想な事したなーって。」 『そっかぁー。 直樹、かなり愛されてたんだね。 それっていい事じゃん。』 「あぁ。此からは、野球一筋で頑張る。」
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