第2章 ☆汚れた過去☆

2/3
前へ
/59ページ
次へ
あたしの家には、あたしの居場所なんて なかった。 家の何処に居ても邪魔者扱い…。 誰も相手してくれない…。 それがどんなに"辛い"か貴方にわかる? どんなに"辛い"か…。 あたしは色々な事をした。 煙草や酒は勿論。 族に入って総長にもなった。 身体だって売った。 オヤジ達の汚い手や身体であたしは 汚れた――――。 そして、あたしは代わりに金を貰った。 「君、可愛いね。」 『いくらで?』 「3万でどう?」 『行こう。』 あたしの身体なんて、どうでもよかった。
/59ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加