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「頭かち割れて中身漏れ出すグロテスクな死体になりたくなかったら今すぐ透俐さんから離れろ腐れチャラ男」
「目が本気過ぎるよ優太君~」
ご飯時には聞きたくなかった台詞を言いながらゆらりと立ち上がる優太にへらへらをそのままで返す会計さんは勇者だと思う。
「頭だけじゃなくて耳まで駄目なのか?だったらその神経に直接叩き込んであげるよ」
「早く離れてください俺まで巻き添え食うから」
上げられた優太の腕には確実に覇気的ななにかが纏われていた。
直接はなくても間接的に被害に会いそうで割りと本気で頼んだら、会計さんはしょうがないなぁ、とか言いながら巻き付かせていた腕を放した。
え、なんで俺が我が儘言ったみたいな感じになってんの?
「会計さんは一人なんですか?」
「ぼっち飯か」
「寂しいですねぇ」
「いやいや違うからぁ」
翼、朔夜、理緒からの言葉に会計さんは笑って顔の前で手を振る。
「生徒会の皆で来てるよー」
「は?んなのどこにもいなくね?」
あんだけ目立つ集団がいたら一目でわかるだろ。あれ?でも入ってきた時会計さんも見かけなかったような……。
「どこ見てるの?あっちあっち!」
会計さんの指差す方は今まで見てたところから斜め上。
どうやらここには二階が存在するようで、その二階で生徒会は昼を食べてるらしかった。
「なんなら覗いてく?」
「全力で拒否します」
なーんか嫌な予感がするんだよな……。
「そう言えばここはこんなに騒がしいのに上は静かですね。なんでですか?」
翼の質問に会計さんは少し言葉をつまらす。
「あーっと……」
「どうしたんですか?」
「実はね、二階は生徒会以外立ち入り禁止の専用スペースで」
「「「はぁ?」」」
「だから言いたくなかったんだけどなぁ」
困ったようにする会計さんの言葉にまたかと思う。
特別、特別、特別。一体生徒会のなにがそんなに偉いっていうんだ。
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