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初めての恋⑥
そのあとは樫野が作ってくれたチョコレートケーキを二人で食べながら色々な話をした。
「もう、こんな時間なんだ・・早いね・・・」
私はお皿や樫野が使っていた道具を洗いながら時計を見て呟く。
楽しい時間とは残酷なほど早く過ぎていく。この時、いちごは思った・・。
友達とかと一緒にいる楽しさとは違う気がする・・・。
やっぱ私、好きなのかな?樫野の事・・そんなことさえ考えてしまう。
「天野、時間も遅いから女子寮の近くまで送ってやるよ」
普段よりも優しい樫野・・・
ねぇ、何でそんなに優しくしてくれるの?私は心の中で疑問に思いながらも
「うん、ありがとう・・・」
私は送ってもらう事にした。
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