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結婚式~happy wedding~⑥
その日の夜・・・。
二人は散歩がてら近くの公園に来ていた。
時刻は、もう少しで夜の22時になろうとしている。さすがに、こんな時間だと誰もいない・・。
「今日は、さすがに疲れた~」
樫野は空を見上げながら言う。
結婚の挨拶が終わったあとも色々と質問されたり・・・
まぁ、途中でママが止めてくれたから良かったけど・・。
「お疲れ様・・真」
私は、笑顔で言う。
彼を好きになって良かった。
同級生だった安藤くんや花房くんではなくて・・真面目で怒ると怖いけど、そんな樫野を好きになり明日は教会で式を挙げる。
「いちご・・風も強いし、そろそろ帰るぞ。明日は大事な式なんだからな!」
そう言いながら照れくさそうに手を差し出す。
この優しさを知っているのも私だけだと思うと嬉しくなる。
「そうだね・・帰ろうか」
いちごは、愛する彼が差しだしてくれた手を握り実家へと向かった。
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