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結婚式~happy wedding~⑪
その頃・・樫野の控え室では・・
タキシードに着替え終わり、落ちつかないようすで部屋の中を言ったり来たりしていた・・
お祝いの言葉を言いに来ていた花房と安藤は
「少しは落ちつきなよ・・樫野」
「そうだよ・・まーくん」
彼の姿を見ながら言う。
落ちつかなければ・・こんな事では、あいつを余計不安にさせてしまうだけだ・・
コンコン・・・
ドアがノックされて先程まで、隣の部屋にいたアンリは入ってくるなり
「彼らの言う通りですよ。樫野!君が落ちつかないでどうするんですか?まったく、困った子ですね」
呆れた口調で話す。
俺は急に恥ずかしくなりソファーに座ると軽く深呼吸をして
「すいません・・アンリ先生」
素直に自分の不甲斐なさを謝る。
時刻は、もう少しで式が始まる14時になろうとしてた。
「そろそろ、係の人が呼びにくる頃ですね。私たちは先に会場に行ってますからね」
アンリは、そい言いながら花房たちと部屋を出ていった。
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