第弐次元

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現実世界の時間は現在6時すぎ。 僕は灰色の森の中に居る… 「さあ、この世界の戦い方を教える! まずあれは…無理だから~…木の上の怪鳥をこの剣で殺せ!」 えぇ~……… …まあ「あれ」よりはいいが… ちなみに「あれ」というのは、背中に純白の美しい翼を持ち、 聴いた者の心を清めるという美声を発し、 煌びやかな金の体毛を持つ生き物のことだ。 しかしそんな美しい生き物にも欠点はある…… …それはフォルムが、現実世界の生物、「ゴリラ」に酷似している点だ しかもそのゴリラは高い美声を発しながら、シャドーボクシングをしている… それはそうとして、こんなことになっているのには理由がある。 それは遡ること、現実時間の三日前のことになる……
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