全てのはじまり

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僕は階段を降りきった、幸い何も起こらなかったが上の様子では何が起こってもおかしくない。 下駄箱に向かい靴を取ろうとしたが、開けたら何が出てくるか分からないので下駄箱を通り抜け、上履きで外に出た。 僕は周りを見渡す。 外の風景やはり無彩色で染められていた。 しかし草花などの中には明らかに異常なものが混ざっていた。 それらの「生物」だけにはそれぞれ色がついていた。 しかし「風景」の中に一つだけ鮮やかな色を持つものがあった。 それは漆黒の夜空に浮かぶ「満月」だ。 色は禍々しく輝く赤。 風景で大きく変わっている所はこれくらいだろう…
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