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榎本部長が 「それでは、今回のプロジェクトチームの社員はこれから玖珂くんも含めてディスカッションを行うから8-B会議室に行くように。」 そうして、事業開始のベルが鳴る。 **** 会議室で。 「朝迎えにいったのって、陽希でしょ?どーだった?」 ウキウキしながら司は訊く。 彼氏いるくせに。と思いながら 「話が出来る人だと思ったよ。」 司は微妙な顔をする。 「話が出来る人って.... そりゃ、玖珂課長はかなり出来る人だけど、.... そーじゃなくてさぁ!女としてどーおもったのよ!仮にも車内でフタリキリだったじゃない!」 そうか、 そーいえば。 ──でもなぁ。 「ま、格好いいとはおもうよ。」 さらりという。 別に、ドキドキとか、そーいうのは.... だって、私の理想は自分のみにあらず。 黒髪、黒い瞳。 そんなイケメンなら惹かれるかもだが。
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