#02

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デスクに戻ると、 「やぁ、今朝は有り難う。助かったよ。」 榎本部長が声をかけた。 「いいえ、大丈夫です。」 貴重な意見も訊けたし、確信も得た。 なりよりこれからが楽しみで仕方ないのである。 すると、 「さっそくなんだがな、チームリーダーである黒江くんに、玖珂くんが用があるらしくてな、下のロビーに来てほしいらしい。」 課長が.... さっそく打合せとかだろうか。 「わかりました。わざわざお伝え下さり有り難うございます。」 「あと、外出するらしいから、そのつもりで準備してほしいそうだ。それじゃ、頑張りたまえよ。」 ぽむぽむと黒江の肩を叩き、榎本部長がデスクは戻っていった。
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