#01

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ガチャ、 キィ バタン。 「はぁーーー。」 つかれた。 ケーキは美味しかったなぁ。 うぅ。眼痛。 コンタクト取らなきゃ。 黒江はバッグとスーツのジャケットをソファに投げ捨て洗面所へむかう。 眼鏡をはずす。 これには度が入っていない。 だて眼鏡だ。 自分の素顔を隠すための必須アイテムである。 そして、黒のカラーコンタクトを取ることで露になる藤色の瞳。 淡い紫だ。 『ハルちゃんの目は綺麗な藤色ねぇ。』 祖母の言葉を思い出す。image=453985645.jpg
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