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「やぁ!だ、め……っ、なかまるっ」
乱れたシャツの襟元から覗く、きめ細かな肌にきつく吸い付けば。
鎖骨の下に浮かび上がる、刻印。
白と赤の淫隈なコントラストに、くらくらする。
「も…、やめよ?ほんとに、ダメだって。俺が悪かったから」
眉をハの字に下げて、必死に懇願してくる声を無視して。
服の裾から滑り込ませた指で、小さな乳首を刺激すると。
「うぁ…っ!触っちゃ、や…ぁ」
ファンの子に聞かせているのなんか、大したことねーな。
そう思える程の、厭らしい声が漏れる。
「かめ、嘘つくなよ。触って欲しかったんだろ?」
「ちが…っ、ぁ、ゃん!そ、なこと…っ、ん、ぁ」
首をふるふると揺らして、否定を表現する度に。
後ろで軽く結わえていた髪が、徐々に解けていく。
その様が、かめの心情を現しているように感じたのは。
「ほら、言えよ。俺に…、こうされたかったって」
決して、思い違いではない筈だ。
「っ……ちがう、もん。うぁ…っ、俺…そんな…」
だって、ほら。その証拠に、語気は弱くなり。
快楽に潤んだ瞳は、対処に困ったように、落ち着きなく揺れ動く。
もう少し、かな?意地張ってないで、早く堕ちておいで。
頬に優しく口付け、そのまま唇を滑らせて辿り着いた耳。
「俺ね、嬉しいんだよ?かめが、俺を頼ってくれてさ」
かめの弱点らしいソコに、舌を這わせながら努めて柔らかく囁けば。
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