243人が本棚に入れています
本棚に追加
添田のキスが、志乃の頑なな心を溶かしていく。
今夜だけ素直になれ・・・と、猶予をくれた一言。
志乃が本当に受け入れるのを待つかの様な、焦り一つないキスが続く。
そんな優しいキスに、志乃はいつのまにか溺れそうになっていた。
もう、今されているキスしか感じられなくなった時、志乃の体からは力が抜け、痺れる様な感覚が体を走る。
その瞬間、添田のキスが一気に深くなった。
志乃の体を強く抱き寄せ、激しく唇をぶつける。
そんな巧みさに、志乃はたまらなくなり息が漏れる。
それを合図としたかの様に、志乃の体はゆっくりベッドに倒れされて行った。
唇がやっと離され、二人の視線が絡み合う。
「余計なこと、考えるなよ・・・」
一言の念押し。
そして、志乃が着ていた大きなTシャツを、そっと脱がせた。
最初のコメントを投稿しよう!