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タカシ「....まぁ、気にするな」
敬は僕の肩に手を置いて慰める。
逆にそれ傷つくんだけど。
マコト「....僕の武器はこれになるのか?」
それはきつい。
ここでふと思い出す。
マコト「そうだ。化力ってやつがあったっけ」
機力
あれを使えばいいのか。
僕はPWのメニューからルール、化力とは、使い方の順に項目を開く。
読んでみると
『化力、つまりアビリティの名前を言う』
マコト「....そんだけ?」
タカシ「....らしいな」
いつの間にか敬も画面を見ていた。
マコト「....とりあえず、オールスペック」
その言葉を発した瞬間、数々の工具、工具、工具。
辺り一面に道具のオンパレード
中にはレーザー切断機、水圧切断機など、通常、一般人には見る機会がないものもあった。
タカシ「....すっげーな」
マコト「...............」
しかし、その言葉すら僕の耳には聞けていなかった。
目の前に壊れたPWS
そして、その下の地面に光の線が走り設計図が完成されたのを見ていた。
僕はこれまでにないほど集中していた。
敬が僕に何か言うが聞こえない。
今、僕は、僕のセカイにいた。
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