一日目

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良平side マコト「実は、かなり強い堕魂と遭遇して」 また、こいつに会ってしまったか....。 あまり関わりたくなかったがこうなっちましなぁ。 とりあえず情報は引き出せたしいいな。 リョウヘイ「無事ならそれでいい」 俺はこのヘタレとは関わらなくていい。 それだけで俺は俺でいられる。 リョウヘイ「じゃあな」 俺は後ろを向いて歩き始める。 マコト「あの~良平さん」 リョウヘイ「あ?」 だけどヘタレが呼び止める。 マコト「あの~無償で治してもらって悪いんですが、一緒についてきていただけませんか?」 リョウヘイ「はぁ?」 なんでだ? 何で急に.... マコト「いや~僕一人だと怖くて、敬もどっか行っちゃったんで誰かついてきて欲しいなぁ~なんて」 ........... こいつヘタレな上に寄生虫か? リョウヘイ「....ふざけてるのか?」 マコト「いやいや僕は大まじめですよ?キリッ」 リョウヘイ「....」 うわぁ....効果音付ける奴初めて見たわ.... リョウヘイ「....とにかく着いてくんなよ」 マコト「少しでいいんで」 揉み手をしながら懇願してくるパラレ(パラサイト+ヘタレ) ....めんどくさそうだな。 適当にあしらっておくか。 リョウヘイ「わかったわかった。だが邪魔すんなよ」 マコト「ありがとうございます!」 パッと顔を輝かせるパラレ。 変なテンションになるわ無邪気に喜ぶわ.... ....ただ一つだけ分かる。 こいつは悪人じゃない。
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