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良平side
マコト「実は、かなり強い堕魂と遭遇して」
また、こいつに会ってしまったか....。
あまり関わりたくなかったがこうなっちましなぁ。
とりあえず情報は引き出せたしいいな。
リョウヘイ「無事ならそれでいい」
俺はこのヘタレとは関わらなくていい。
それだけで俺は俺でいられる。
リョウヘイ「じゃあな」
俺は後ろを向いて歩き始める。
マコト「あの~良平さん」
リョウヘイ「あ?」
だけどヘタレが呼び止める。
マコト「あの~無償で治してもらって悪いんですが、一緒についてきていただけませんか?」
リョウヘイ「はぁ?」
なんでだ?
何で急に....
マコト「いや~僕一人だと怖くて、敬もどっか行っちゃったんで誰かついてきて欲しいなぁ~なんて」
...........
こいつヘタレな上に寄生虫か?
リョウヘイ「....ふざけてるのか?」
マコト「いやいや僕は大まじめですよ?キリッ」
リョウヘイ「....」
うわぁ....効果音付ける奴初めて見たわ....
リョウヘイ「....とにかく着いてくんなよ」
マコト「少しでいいんで」
揉み手をしながら懇願してくるパラレ(パラサイト+ヘタレ)
....めんどくさそうだな。
適当にあしらっておくか。
リョウヘイ「わかったわかった。だが邪魔すんなよ」
マコト「ありがとうございます!」
パッと顔を輝かせるパラレ。
変なテンションになるわ無邪気に喜ぶわ....
....ただ一つだけ分かる。
こいつは悪人じゃない。
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