一日目

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マコトside 何とか打ち解けられたみたいだ。 良平さんがいれば心強いから少しでも信頼を得ないと。 マコト「あそうそう。良平さん、さっきのことなんですけど」 僕は他に何かないかWPを漁りながら、良平さんへ聞いてみた。 獅子はこなさそうなのでしばらくは話せるよね。 リョウヘイ「ん?」 マコト「良平さんはどうしてこのセカイに来たんですか?」 リョウヘイ「何故来ただと?」 マコト「ええ。僕はなにがなんだか分からないうちにここに来てしまったもので。この化力に来た他のプレイヤーなら分かるかと思って」 リョウヘイ「....」 押し黙ってしまった。 なんだ? 何か言えない訳でもあるのか? リョウヘイ「....残念だが俺も分からない」 マコト「....そうですか」 良平さんも分からないなら他のプレイヤーからも聞けないかな? リョウヘイ「ただ」 不意に良平さんが口を開く。 リョウヘイ「ただ、ここに連れてこられる前に誰かに会った気がする」 マコト「誰ですか?」 リョウヘイ「そこまでは覚えていない。一つ言えるのは知り合いじゃないってことだな」 知り合いじゃない誰か。 そいつが僕達を連れてきたのか?
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