プロローぎゅ

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拘束具が外れ、体が自由になる。 「ぷぁ」 先ほどの重苦しい謎の説明に緊張していたのか僕は自然と息を吐き出す。 僕は少女―――SMPつったっけ―――を話を簡潔にまとめてみる。 ・ここは化力というゲームのセカイ。 ・コロシアイをしなきゃならん。 とこんな感じだろうか。 なんかハショり過ぎ感もあるが気のせいだろう。 「....」 数分考える。 そして結論 「んな話があるわけがない」 コロシアイだのなんとかだの信じられるはずがない。 僕は戸惑っていた。 それはもうサバンナに放たれたウサギぐらいのもんだったよ。 とりあえずPWとかいうのを持ち外にでてみる。 でてみるとやはり、テキストが浮いていた。 「....」 なんかやだなここ。 もう未来未来未来未来み....って 「人がいない?」 そういえば、先ほどもここに来る際人一人、猫一匹見あたらなかった。 「なんでだ?こんだけ広いんだから一人はいてもおかしくないのに」 しかも僕はここまでに至る経緯を覚えていなかった。 僕の胸には言い知れぬ不安がたちこめはじめた。 もしかしたら本当にここは....
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