桜の木の下

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僕は去年の出来事を想い出していたのかもしれない・・・。僕は夏海の横顔を見てから、長い髪を見ていた。風は静かに桜の木の枝を揺らしていた。 「そろそろ行こうか?新しいクラスが気になるし。」 夏海がそう切り出した。 「うん、そうだね。」 「一緒のクラスになれるといいね。」 夏海はそう言った。僕は嬉しくて、笑顔が零れていた。
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