桜の木の下
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僕と夏海は昇降口に着いた。そこは多くの生徒で溢れていた。昇降口を入ってすぐの所にある壁に、新しいクラスが書かれた紙が貼ってあった。僕は夏海より先に、夏海とまた同じクラスであることがわかった。僕は嬉しかった。夏海は目を細め、一生懸命その紙を見ていた。夏海は僕より少し目が悪かった。同じクラスになれたと言う事を夏海に教えてあげたかった。けど僕は、あえて夏海が気づくまで黙っていた。
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