2人が本棚に入れています
本棚に追加
他人を批判する政治家、被害者を気取る加害者、人を殺すことがいけないと語る偽善者。
これらに該当する者達は、絶対に自分の弱みだけを見せることが無い。
「……醜い奴等ばかりだ」
他者を批判する前に、自分の仕事をしない政治家。
被害を被らない限り相手を挑発する癖に、いざ被害を被ると手のひらを返したように被害者を気取る奴。
赤の他人が殺されても素知らぬ顔をしている癖に、いざ身内が遭遇すると泣きついて自己満足を主張する遺族。
彼らは考えた事があるのだろうか?
自分が叱責を受けるとどのような気持ちになるか。
自分の正義を主張し、押しつけてしまうことが、どれぐらいの悪なのか。
赤の他人が死んだ時、自分の身内だったらどのような気持ちになるのか。
「……つまんね。……本当に腐敗した世の中だ」
俺もそのうちの一人になってしまった。
昔はそうでは無かった。
最初のコメントを投稿しよう!