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リムジンの中にいるのは、運転手が一人と久遠寺とペルソナと蜜柑(眠っている)と棗とルカだ。
棗:この娘は?
久遠寺:その娘は佐倉蜜柑さん。あなた達の街にいく前に捕獲しました。
棗:こんな強引に連れて行くってことは、俺にもこの娘にもなんかあるんだろ?教えろよ。
久遠寺:いいでしょう。ただその為にはルカくんに眠ってもらう必要があります。ペルソナ、頼みます。
ペルソナは頷くと片方のポケットからハンカチを出し、もう片方のポケットから薬の入った瓶を出してハンカチに薬を染み込ませた。そしてそれをルカの口元にもって行ってルカを眠らせた。
棗:ルカ!!ルカ!!
棗はアリスを使おうとした。
バチバチッ!!
棗:イテッ
久遠寺:さっきペルソナが言っただろ?アリスを使おうとしたら電流がながれるって...
さて何から聞きたい?
棗:取り敢えず俺逃げないから、ロープ外せ。
久遠寺:無理な相談だな。逃げなくても、アリスを使われたら一巻の終わりだからな...
棗:じゃあ、せめて後ろで縛るんじゃなくて前に縛ってくれ。落ち着いて話せない。こいつらの前にしてやって欲しい。
久遠寺:それならいいだろう。ペルソナ、頼みます。
ペルソナは3人分縛り直した。
棗:じゃあ、まずは俺と蜜柑って娘が学園に連れていかれる理由だ。
久遠寺:あなた達二人が強力なアリスを持っているから。棗くんは日本一の炎のアリスの持ち主。蜜柑さんは体内に1000000個ものアリスを所持している。本人が気づいていないだけで...我が学園は、今警備が十分行き渡っていない。そこで、あなた達二人に学園の警備、つまり裏の仕事をしてもらおうという訳です。もちろん学園においての星階級を最高にして、授業に出ていなくても出席扱いにする。ルカくんにも不自由はさせない。つまり、自分とルカくんの幸せは自分次第ということだ。
棗:つまり裏の仕事をすることと引き換えに俺らに不自由はさせない。ってことか...。
分かった。俺、眠たいから寝る。ついたら起こしてよね。
久遠寺:分かった。ペルソナ3人に毛布をかけてあげてください。
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