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コーヒーを一口。うん、うまい。 「流石だね、ゆとり君。流石は“煉獄の劫火”だ。俺様ちゃんの“殺し文句(キラートーク)”でも動じないか。経験が生きたな」 「混じっているから、混じっているよ。そして、君は僕を殺そうとしたのか」 「おっと、まだ完全には馴染んでいないみたいだね。ごめんごめん、あの喋り方はあまり好きでは無いのだったね。気をつけるよ」 「ところで、話したい事があったんじゃないの?」 「そうそう、気になって仕方なかったんだ。“混沌の軍勢(カオスレギオン)”はあれからどうなったんだ? 生徒会メンバーの中に知った顔があったけど」 「……あの日、あの後解散したよ」 “混沌の軍勢(カオスレギオン)” 僕がそう呼んだ集団、僕が神楽の為に集めた異質で異常な者達の集団。 神楽が居なくなって、存在理由がなくなってしまった。
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