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僕は黙って、伯母さんの説教? を訊く。
「それなのに、それなのにだよ? 君は一体何をやっているの? こんな事になるまで気が付かないなんて、私は凄くがっかりだよ。失望していると言っていいね。君にとって最も重要な筈の沙夜ちゃんをおいて、他の娘とイチャコラしちゃってさ。あり得ないよ、君は勘違いしていない? エロゲの主人公にでもなったつもりなの?」
イチャコラしていたつもりも、エロゲの主人公になったつもりも無い。
それに、だいたいエロゲなんてしたことも無い。
「沙夜ちゃんを探す必要は無いよ。君には会う資格がそもそも無い。何故なら、今の君には他にやるべき事があるからね。そして、心配しなくていい。沙夜ちゃんは今のところ無事だよ。マーくんが安全な場所に匿っているから」
あの子からしたら、軟禁かも知れないけど。と、ぼそっと物騒な事を言った。
父が何故、沙夜を匿っているのか疑問に思う、と同時に沙夜の安全は保障されているようで、少し安心する。
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