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僕がかつて作った集団を竹田先輩は単純に『グループ』と呼んでいた。 そして、上下関係は無いと僕は思っていたのに、彼は僕の事を『リーダー』と呼んでいた。 それは、今も変わらず。 竹田 志土知(たけた しとち) 高校二年生。 制服を軽く着崩し、髪の毛も茶色に染めツンツンに立てて、耳にはピアス。 一見すると“チャラ男”。 よく見ると“軽い男”、そんな人。 そんな彼に僕がつけたあだ名は“来世の使徒”(らいせのしと) それは、彼の異能に由来するあだ名。 彼の異能、それは『未来予知』。 その名を“運命探知(リーディングシュタイナー)”と言う。 命名は“かつての僕”だ。
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