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「あぁ、見ぃひんほうがえーよ。ゆとりくん」
「え? それって――」
「うっ……うぐガぁああっ!」
突然苦しみ出した不思議生命体。
上半身裸な為、胸やお腹のあたりが蠢いているのが見て取れる。
そして――内側から、爆ぜた。
白い腕が胸から飛び出し――
白い肋骨を外向きに開きながら――
赤い血飛沫を撒き散らし――
赤黒い臓腑をこぼしながら――
不思議生命体の上半身から、志高さんが出てきた。
その身に一切の血を浴びる事なく、血溜まりの中に佇む志高さんは、元の大きさに戻っていた。
いや、なんだか……もう……ね。
随分と無茶をするなぁ。
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