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…………その上、沙夜本人から命を狙われ続けるのか。
別に、悪くない。と、思う。
沙夜が家事を出来なくたって、僕がすればいいし。親類が殺人鬼と言うのだって、僕の親類も変な人多いし、まあ問題無いだろう。
「別に、マイナスだとは思いませんね」
正直な気持ちだった。
嘘月が驚いたような顔をする。しかし、一瞬の事ですぐにいつもの作り物みたいな顔に戻る。
「頑なだね。全く、説得する気が無くなってしまいそうになるよ。確かに姫は魅力的な女の子だろうけど、君の周りにもたくさんの女の子が居るように思えたけどね、ぼくは。例えば、生徒会長だったり、枝郷ちゃんだったり、ね」
彼女達じゃ駄目なのかい?
暗にそう言っているのだろう。でも、沙夜が駄目だからって、そういうのはあまりに不誠実だ。
「あたしは良いよ?」
神楽がそんな事を言う。ちょっと黙ってて下さい。
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